【ゲーム・アニメ紹介】AIR
また夏が来るね
AIR
ゲーム:初回発売日 2000年9月8日 制作 Key
アニメ:第一話放送 2005年1月6日 制作 京都アニメーション
これ説明いる?
第一回のゲーム、アニメにまたがっての紹介です。
もう有名過ぎて今更僕がレビューする必要なさそうですね分かります。
つい先日なんですが、10年以上ぶりくらいにこのゲームの実況を見てまして。
まあ年甲斐もなくおいおい泣いてたんですねこれが。
ガキの頃から何一つ成長していません。
高校生の頃、友達の家に集まって一晩でクリアしようとして、みんな疲れ果てて寝てしまったことを今思い出しました。
そんで懐かしくなって、アニメを一気見したんですが、ここでまた泣く。
ただでさえクソ暑い今年の異常気象を忘れるくらい、体中の水分出尽くすくらい泣きました。
憔悴して次の日の仕事すげえキツかった覚えがあります。
Key作品は他にも紹介したいものがありますが、まずはこの作品から紹介していきたいと思います。
【よさみ1】シナリオ
麻枝節、全開。
「Kanon」時代シナリオの大枠を握っていた久弥直樹がKeyを退社し、ダーマエが自分の手で作り上げた一作目と言ってもいい作品。
だからなのか、やりたい放題。
クズ主人公、ファンタジー要素、そして容赦ない「死」。後続のゲームにも受け継がれていくスタイルですね。
エロゲだけどエロ要素はほんと各ヒロイン1シーンだけとかのレベルで、ファンから「エロいらんかったやろ」と言われるけどエロゲ会社の作品なので仕方ない。
重要なことは、エロ要素入ってるゲームだろうと、シナリオが神ってれば問答無用で人を泣かせることができることを証明したこと。
若干のネタバレだが、現在、過去、そして(もう一つの?)現在という三部構成。
そしてそれらが複雑に絡み合った運命の中で、登場人物達の強く生きようとする姿勢にナキソ、号泣するよ。
【よさみ2】サウンド
↑この布陣今考えたら頭おかしい…。
DREAM編EDではインストだった「Farewell Song」がAIR編EDでオンボーカルで流れ出すのふっざけんなやめろバカ!
ゴールシーンの「青空」もう辛すぎて直視できなかったゾ…。
ていうか何気ないシーンの「夏影」がもうボディブローのように効いてくる。
そういや「鳥の詩」が国歌だった頃のオタク界隈は楽しかったなぁ。
【よさみ3】グラフィック
「ONE~輝く季節へ~」→「Kanon」で完成されつつあった樋上いたるの作風が一層洗練された。
いたる絵の好き嫌いはあって当然とは思うが、「AIR」という作品の魔力はいたる絵抜きには語ることができないものだろう。
人間味というものを前面に押し出した結果、異様に目がでかくなって離れただけだから…(震え声)。
そして地味に背景の掻きこみ具合がすごい。
夏の1ページを切り取ったかのような、そんなリアリティを持って迫ってくる。
アニメ版も言えることだが、生活感というか、生活がリアルタイムでそこで進行している感覚を起こさせるがすばらしい。
【よさみ4】声優陣
まず主人公がゲーム版で緑川光、アニメ版がONDISKっていうのがもうね…。
そしてメインヒロインの神尾観鈴ちんが川上ともこさんって言う…。
裏葉役の井上喜久子姉貴も演技に色気あっていいゾーこれ。
AIR編終盤の神尾春子役の久川綾姉貴の演技はアニメ・ゲームの歴史に名を刻んでもいいくらい迫真の演技だと思う。
【余談】
街の景色が変わってしまったのか、それとも僕が見つけられなかっただけなのか、
砂浜とみちるが漁っていたゴミ捨て場以外、何一つ、それらしい場所は見つけられませんでした。
なぁにがいけなかったんでしょうかね~。